パンフレット「始めてください自立循環型住宅」は IBECより 啓発用として領布を受けたものです。
先日の、お話に 少し補足を。
昼光利用 によって どれぐらい エネルギー消費って変わってくるのか?
2009年の 資料として 「暮らし省エネマイスター公式テキスト」 /(社)Forword to 1985 energy life
には、
動力・照明 36.3% 給湯 28.7% 暖房 25.1% 冷房 1.8%
と 記載されています。
※ さらに詳しくご覧になりたい場合には 環境省 に 資料があるので、検索してみてください。
家電・照明 で 3割強。
ちなみに、01・自然風の利用 で取り上げた 冷房費の削減は
熱中症 になるまで我慢をしたとしても、元々が 2%弱 だということです。
さて、昼光利用 の 設計プロセスは
ステップ① 敷地条件と日照条件の確認
季節ごとに、また将来にわたって確保できるであろう配置を検討する
ステップ② 採光しやすい 窓の配置、さらに、ブラインド等の調整器具の検討
ステップ③ 間接的な昼光利用(導光)の検討
間仕切り、の検討など
ステップ④ それでも不足した場合に ようやく照明 の出番
この画像は、スケッチアップ という アプリケーションです。
ご覧いただいているように、建物の 「影」が 表現されています。
私が、特に設計の初期検討で 模型よりも3Dパースの方を好むのは
この Sketchup の影の機能が この「昼光利用」さらに 後で出てくる 「日射利用」
の検討に 効果的だからなのです。
ただし、Skechup は 直射光 の検討しかできませんので
プラグイン という オプション などを付け加えることで 間接光 も反映した
検討ができるようにしています。
※ 現在、バージョン8 ですが、バージョン5(H18ごろ)から、使用しています。
他にも、もっと精密な 照度シミュレーション用の アプリケーションもありますが
設計の初期段階では、これで十分かと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。