通風トレーニング
先日、徳島で 通風トレーニング という本の著者 住宅評論家・南雄三さんのセミナーに参加してきました。
室温でも十分に難しいですが、この 風の流れ というのは更に難しい。
後援のサッシメーカー YKK でも 三台しかリースしていない FlowDesigner という
ソフトウェアを使って、どのような状況下でどんな風(空気の動き)が起きるのかを
解析した結果をまとめたのが この本なのです。
一件の住宅の解析をしてアニメーションを作るのには数日かかりっきりになってしまいます。
通風シミュレーションは、それを何度も何度も繰り返し 分析するわけです。
最近は ハウスメーカーや工務店の中に この通風シミュレーションを 売り にしているところも
ありますが、なんか不自然です。数百万するような設備投資と人件費を割いて、一件の住宅を丁寧に解析してくれているとは思えません。
私でも出来る 簡易型のシミュレーションだと思います。こうゆうやつですね。
セミナーの内容は、非常に興味深く
著書のどこに ポイントを据えて読めばいいのか もわかりました。
日頃、「設計者の感」ですまされている 窓の開けかたでいいのか疑問に思っていたようなことも
明らかになってきます。
こんな貴重なセミナーなのに、建築家はほとんどいません、もったいないです。
なんてことを書きながら、室温30.3度
風さえ吹いてくれれば 過ごせるんですが 扇風機 つけてます。