2014年9月3日水曜日

徳島の木の家づくり

はじめは真っ黒な焼杉。
13年も経つと下のように、いい色を見せてくれます。

13年前の1期工事では、桧の柱、コルクの床+床暖房、土壁でした。3期工事では、柱も床も 杉 になりました。

徳島の木の家づくり


はじめは真っ黒な焼杉。
13年も経つと下のように、いい色を見せてくれます。




13年前の1期工事では、桧の柱、コルクの床+床暖房、土壁でした。3期工事では、柱も床も 杉 になりました。

2014年8月30日土曜日

木材の腐朽について

今日は、木材の腐朽について3コマです。

1コマ目は京大助教の簗瀬先生
生物劣化の基礎で幕開け。

先週の、今川先生、そして以前 徳島杉コーディネーター講座で受講した 吉村先生 も同じく 京大です。

生物劣化 と言えば 代表は シロアリ。
シロアリも、一種類じゃありません。

そして、菌類による腐食。

其れ以外の 生物(虫)による腐食。

これをきちんと見分けて対処しなければなりません。
住宅医の方どころか、先生方でも写真だけでは判断できない事例もあるとのこと。

2.3コマは 関東大 中島教授の講義。
私は 受講ははじめてですが この分野では先生のお話を外して先には進めないでしょ、という方です。

3コマ 腐朽 について・・いや先週からか
どっぷり浸かりました。

シロアリ屋さんの、営業を鵜呑みにする前に 建築設計事務所や住宅医にご相談を。

2014年8月27日水曜日

2014年8月23日土曜日

温故知新

昨日は、木の家づくり協会の20周年記念イベントの勉強会
熊本で伝統構法を実践されている 古川保さん に学びました。

お題は、伝統構法と規格化、そして企画化。

以前から思っていたことでしたが、全国チェーンで展開しているハウスメーカーで家を建てられる方って、最後どうなるんだろう?

規格化された、大量生産に適した特殊な工法で許可をとって
建てられています。
ですから、私もそうゆう住まいのリフォームの相談を受けたりしますと 途方に暮れてしまいます。
どの壁は無くしても大丈夫なのか?
こんな基本的なことが ブラックボックスで結局、まだまだ廃棄するには惜しい住宅が建てなおさざるをえない。

さて 昨日に続き 今日も有意な時間でした。

午前は、古川先生にお供して 田中家住宅 などへ。
道中、省エネ法についてのお考えを色々とお聞きしました。

木材腐朽・シロアリについての今村先生の講義は非常にわかりやすく理解出来ました。
来週の簗瀬先生の講座とも関係がある分野なので気合が入りました。

古川先生は、昨日の 企画化そして規格化と地域性 を交えつつ
何故、伝統構法なのかでした。
昨日とオーバラップしてた部分では 再確認できたことも多かったです。

トークセッションでは、
経済性のみが優先されてきた結果、規格化されてきてて
僕らの生きてきた高度成長期があったのかなと。

今まで 気候データーだけ と思ってたのかもしれませんが
実は、地域性というものが もっと幾重にも重なっているのだと実感。
シミュレーションして、それをアンビルドじゃなく どう実現するかまで自分で切り拓くんだな。

2014年8月19日火曜日

改正省エネ基準完全マスター講座

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう聞き飽きた感のある「省エネ」ですが

参加してみると意外と違った視点で見ることが出来たりするものです。

次は11月ごろらしいです。

2014年8月9日土曜日

「木の家設計家」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木の家設計家相談会 でアウトプット。

リフォーム時に、どんな調査をするのか といったことから
快適な温熱環境 について お話させていただきました。

2014年8月2日土曜日

環境✕建築セミナー①

 

JIA主催の、環境✕建築セミナー2014 の第一回が
四国大学で開催。
 
地方が自立するには地元で知恵を出し合わなければ地域性は出てこないですね。

 

2014年7月19日土曜日

インプットに

リフォーム


月1回の インプット。
今回は、既存住宅の構造について朝から 3コマ です。

耐震診断の経験があるのでイメージが湧く課題が多かったです。

一方、常時微動測定 や 限界耐力計算 といった高度な内容についても チェックポイントを確認することが出来ました。

新築であっても、リフォームであっても
最優先は、構造強度・地震で人命を失わないこと
です。
その大前提があっての快適な温熱環境やバリアフリー環境です。

来月は 木材の劣化と耐久性について。
楽しみです。


2014年7月9日水曜日

愛媛にて

サッシメーカーのYKKAP主催のフォーラムin愛媛

木造住宅用サッシ大手の一角 YKKから樹脂サッシの新商品が投入されています。


これは、伊予民芸かすり会館。
洋小屋です。

2014年6月24日火曜日

リフォーム

出典:国土交通省-平成20年住生活総合調査結果より引用
(以下、同出典)
国土交通省の調査によると、現在の住居に対しての不満度で最も高いのが

高齢者への配慮。時世を反映した結果だと思います。

次いで、冷暖房の費用負担などの省エネルギー対応
一つには、断熱材が十分に入っていない既存住宅が非常に多いためだと思われます。

次いで、地震や台風時の安全性。

と続きます。

それに対して、実際のリフォーム計画では以下のように


圧倒的に多いのが40.8%で 
トイレ・台所・洗面等の設備の改善、建具の取替え

次いで33.6%
屋根の葺き替え、屋根・外壁の塗替え

高齢者配慮の改修が 16.8%
断熱工事・結露防止工事 4.0%

かなり多くの住まい手が、不満に思う箇所に対して適切な改修を行えずにいる現状がわかります。

戸数としてはもう十分に足りている 日本の住宅事情ですが

「質」においては、まだまだ改善の余地があるということですね。

これまでは、専ら 経験値で場当たり的な対応になりがちだった

住宅のリフォームをもう少し計画を立て、行う必要が有ることを感じます。
適切な維持計画を建てるためには、十分な調査が必要です。

リフォームについての情報も、こちらで定期的にお伝えしていきたいと思います。

木の家設計家 勉強会

木の家設計家の勉強会

天然葉枯らし、TSウッドハウスさん

板倉づくり、那賀川すぎ共販さん

どちらも、民家型構法で建てられたモデルルームで
見応えがあります。

板倉の家、見学をさせていただいた事はありますが、
じっくりと見せていただいたのははじめて。

室温は 26度
湿度は 50%

非常に快適です。

2014年6月6日金曜日

環境✕建築セミナー2013 最終日

全6回の 環境✕建築セミナーも、いよいよ最終日になりました。
講師は、野沢正光さん、山本長水さん。
会場となった建物も見応え充分。
もちろん セミナーの内容も 得るところが沢山ありました。
6回中、2回しか参加ができませんでしたが、すでに2014年度のカリキュラムも
検討されているようなので楽しみにしています。

2014年5月29日木曜日

風通し

通風トレーニング

先日、徳島で 通風トレーニング という本の著者 住宅評論家・南雄三さんのセミナーに参加してきました。
室温でも十分に難しいですが、この 風の流れ というのは更に難しい。
後援のサッシメーカー YKK でも 三台しかリースしていない FlowDesigner という
ソフトウェアを使って、どのような状況下でどんな風(空気の動き)が起きるのかを 
解析した結果をまとめたのが この本なのです。
一件の住宅の解析をしてアニメーションを作るのには数日かかりっきりになってしまいます。
通風シミュレーションは、それを何度も何度も繰り返し 分析するわけです。
最近は ハウスメーカーや工務店の中に この通風シミュレーションを 売り にしているところも
ありますが、なんか不自然です。数百万するような設備投資と人件費を割いて、一件の住宅を丁寧に解析してくれているとは思えません。
私でも出来る 簡易型のシミュレーションだと思います。こうゆうやつですね。
セミナーの内容は、非常に興味深く
著書のどこに ポイントを据えて読めばいいのか もわかりました。
日頃、「設計者の感」ですまされている 窓の開けかたでいいのか疑問に思っていたようなことも
明らかになってきます。

こんな貴重なセミナーなのに、建築家はほとんどいません、もったいないです。

なんてことを書きながら、室温30.3度
風さえ吹いてくれれば 過ごせるんですが 扇風機 つけてます。

2014年5月23日金曜日

うちエコ診断

うちエコ診断士


先日の受講したうちエコ診断士の認定書が届きました。

このうちエコ診断は、家庭での消費エネルギーを把握し
改善点があればそれを探りだしていくものです。


       (出典:  国土交通省住宅・ 建築分野における省エネルギー対策について)
実は、照明、家電 などの 消費電力が一番多いんですね。

例えば、夕食後家族はほとんどリビングで一緒にテレビを観る
のと
夕食後、家族はそれぞれ自室でテレビを観る

これは、住宅の省エネというより 家族の暮らし方 の違いになりますよね。

そういった、暮らしの中のちょっとしたことから意識付けがされると意外と 家計節約につながったりします。

2014年5月16日金曜日

インフォームド・チョイス

取り敢えず、住まいの燃費は 省エネ基準先取りでクリア
 
更におまけで、「認定低炭素基準」もクリア
 
消費するエネルギーの単位 MJ/m2年 ってなによ・・・(笑)
 
なので、
例えばこんなふうに、電気代 幾ら 灯油は 幾ら に変換してみる。
 
でも コイツは あくまで先の 省エネ基準 MJ/m2年 が実情に合っていての話です。
 
同じ 120m2 の住まいでも
 
ご夫婦が共働き?、子供は何歳? そもそも何人家族なの・・・
 
から始まって、ご家族それぞれ違います。
ですから 私たちの役割は インフォームド・チョイス。
 
暮らしを包む、住まいの基本的性能は確保した上で、
 
暮らし方 は 住まい手が決める。
 
だから、「どんな暮らしをイメージしますか」というお話をじっくりしたいですね。

2014年5月12日月曜日

うちエコ診断士講習

H26年からいよいよ本格実施される 家庭エコ診断制度に伴う
うちエコ診断士更新講習に参加してきました。

その後、グランフロントで スイーツをご馳走になってきました^^


2014年5月9日金曜日

室内気候を比較する

私が、設計の過程で行う 室温シミュレーションとは別に
「今建てようとしている住まいがどれほどの断熱性があるのか」
を、3分で見ていただけるツールを作ってみました。

基本機能は、満たしているので後は 実践で使いながら
改良をしていきたいと思っています。

例えば今は、現行の省エネ基準(等級4)の場合の室温
高断熱高気密住宅の室温、
昭和50年以前に建てられた、土壁無断熱の家
等など が比較できるようになっていますが、
更に比較したい内容を検討して見る必要がありそうです。

又、断熱リフォームも含め、連動して断熱材にかかる費用と
冷暖房費の削減が釣り合っているかどうかが見ていただけるように と改良予定なんですが 需要あります?

2014年5月1日木曜日

エコ診断

今のところ 私は 環境省主導のうちエコ診断_(徳島市)に
登録されています。
と、同時に Forward to 1985 energy life の暮らし省エネマイスターでもあります。

今日は、パッシブシミュレーターを使って 一件 診断を行いました。

間取り図面がありましたので、1.0時間ぐらいでした。
事務所で入力した結果と提案を持って後日、説明に伺います。

2014年4月28日月曜日

北の暮らし、南の暮らし



昨夜は、遥か日本海に面した暮らしを営まれている方を囲んで、

木の家の住まい方 についての 座談会でした。

所変われば、住まいのカタチも違ってきます。

ひと月に、2.3日しか快晴の日かなければ、厳冬のなかお日様のお恵みは期待しないほうがいいようです。

引き換え徳島はなんと恵まれていることでしょう。

日本海側と瀬戸内、太平洋側の住まいが、それぞれ同じ用な カタチで建てられている事こそ

異様な光景です。

座談会の内容は、プライバシーもありますから、この日のために作ってくださった

パワーポイント最後の一枚。

これが、講師の先生が お施主様の立場として伝えたかったこと だと思います。

建築士は、そうしようと思った時にアドバイスできることが必要なんじゃないかな。

非常に勉強になりました。

ありがとうございました。

2014年4月18日金曜日

木造・SE構法

設計者向け SE構法講習会 に参加。

すでに耳にしたことの在る方も多いと思いますが、

集成材と金物を使用することで、根拠の在る構造計算が可能になり 地震に対して

担保できることが最も大きなメリットだと思います。

また、同じ理由で 通常の木造でしたら 3.8mが限界だと思いますが 6m 時には9mという

柱間隔でPLANNINGできます。

部屋が広く使え、将来的な 間仕切りの変更にも対応がしやすく、一面大開口がとれるので

インナーガレージなども容易に確保できます。

そう考えると、住宅以外の用途、例えば 児童福祉施設のような建物にも 適しているように思います。

そうゆう場合には、準耐火、耐火 構造にも対応ができることも大きなメリットです。

鉄骨造に比べ 軽いので 基礎、地盤改良も 比較して安価にできることは更に大きなメリットです。

2014年3月25日火曜日

2014年3月24日月曜日

伝統的木造住宅と省エネルギー

東京で開催された、伝統的木造住宅と省エネルギー というフォーラムに参加してきました。

省エネ法が義務化されると、断熱材の仕様が必須になります。
そうすると、内外とも真壁(土壁)といった家が、事実上 建てられなくなります。
そのことを、どう捉えて、今後施策にうったえていくか、
という足並みをそろえる 第一回目の集いです。

かなり関心が高かったのでしょう。
会場に収まりきらず、別室にて 公開放送を聴講している方も
相当数いらっしゃいました。

私自身は、この温暖な徳島でも やはり断熱材は必要でしょう
と考えているのですが、地域によっては、その断熱材の仕様に
矛盾が感じられるといった声も上がっています。

そんなこんなで、土壁だけで十分(断熱材不要)という方は、早く家を建てないと、やがて建てられなくなります、ご用心。



2014年3月4日火曜日

2014年3月2日日曜日

明日の予定

明日は、省エネ診断 VisualEcoを持って、昼からの 相談会でお待ちしています。

2014年2月28日金曜日

結果は後からついてくる

基礎を教わることはとても大切なのだろう。
妙な癖をつけると、どこかに無理が来る。
教える教わる だと無理があるんだよな。
一足飛びにしなくても、力学を地道に12回 講座をすれば十分じゃないのか。
なんて 無責任か。

昔、ホント昔 工業高校のK先生が 夜間学校みたいにして
構造を教えてらしたと聞いている。

山辺の木構造 あれを 一巡すればいいのでは。
上野さんの書籍でもなんでもいい。

即商売、明日お金に。
そう思うと 始められない。
逡巡する。
SDは、確かに UA値(Q値)を出して 申請できるわけでもないけれど
一番肝心な、室温 が分かるじゃないか。

ほんとにじっくり考えて建てる人は、結局 補助金なんかより
長い目で見た方を選ぶんじゃないだろうか。

回帰して考えたいものだ。


そうすれば、結果は後からついてくる。

省エネは、結果だよね。

エアコンの無い生活なんて無理。

そうかもしれません。

でも、網戸越しに入ってくる ささやかな 空気の流れで
じんわりと 汗をかく 程度で過ごせる時間がながけりゃどうだろう。

それで追いつかなければ・・・

そう 徳島の夏、30超えます。

そんな時は、熱を入らせない工夫
        熱をためない工夫。
        扇風機で涼しさを感じられる工夫。
        
そんな日を、今の50%ぐらいに減らすことは出来ルチャンスは
あります。

エアコンを動かすと、どうしても埃がまうし、咽も乾燥する。

快適で、ついでに光熱費で元がとれて、医療費も少なくて

そうゆう住まい方のできる家。

そう まちなかでも

できるんじゃないかな。



2014年2月27日木曜日

またまた講習

住宅省エネルギー技術設計者講習

しばらくは 省エネ はもう満腹です。

自然環境と調和した 住まいを作り上げれば 自然と 省エネになるはずです。

ただ、この講習テキスト なかなか よく出来ています。


ラベル

講習 (63) 自立循環型住宅 (55) パッシブデザイン (51) 光熱費1/2 (48) シミュレーション (40) 省エネ (38) 低燃費住宅 (33) 木造 (26) 制度 (22) 温熱環境 (22) 設計の進め方 (21) その他 (19) wallstat (15) 設計手法 (15) ツール (13) 断熱 (13) 木の家設計家 (13) 未分類 (13) 構造計算 (13) 構造アプローチ (12) Forward to 1985 (11) 野池学校 (11) 徳島杉 (10) 省エネ法 (9) 耐震 (9) コンピュテーショナル (8) 川内の家 (8) 日射熱利用 (8) 耐震等級3 (8) サスティナブル (7) 予算 (7) 住宅 (7) 結露・温熱環境 (7) うちエコ (6) 住宅医 (6) 東南海地震 (6) 環境設計道場 (6) 山すまいまちネット (5) 改正省エネ法 (5) 焼杉の家Ⅲ (5) 薪ストーブ (5) SKETCHUP (4) エネパス (4) リフォーム (4) 展覧会 (4) 暮らし省エネマイスター (4) 温湿度 (4) 焼き杉の家 (4) 設計 (4) NPO山すまいまちネット (3) ウッドマイルズ (3) エネルギーパス (3) 伝統構法 (3) 地域性 (3) 建築 (3) (3) 環境 (3) 資料 (3) 防災 (3) NEWS (2) Rhino (2) ladybug (2) インスペクション、補助金 (2) パッシブハウス (2) 住宅医、リフォーム、断熱改修 (2) 健康住宅 (2) 空気線図 (2) 3D (1) CLT (1) HEAT20 (1) SolaeDEesigner (1) ZEH (1) blog (1) wallstat(地震倒壊シミュレーション) (1) エコモデルハウス (1) コンセプト (1) サスティナブルデザイン (1) サーモカメラ (1) シミュレーション ツール (1) シミュレーションツール (1) セミオーダー (1) ハザードマップ (1) パッシブデザインツール (1) ホームズ君 (1) モデル建物法 (1) 家具 (1) 徳島 (1) 徳島の住宅医 (木造建築病理学) (1) 持続可能な (1) 断熱リフォーム (1) 暮らし (1) 書籍 (1) 法規制 (1) 津波 (1) 洪水 (1) 活断層 (1) 湿度 (1) 環境共生住宅 (1) 環境履歴書 (1) 耐火建築物 (1) 聴竹居 (1) 藤井厚二 (1) 講演会 (1)