2014年2月28日金曜日

結果は後からついてくる

基礎を教わることはとても大切なのだろう。
妙な癖をつけると、どこかに無理が来る。
教える教わる だと無理があるんだよな。
一足飛びにしなくても、力学を地道に12回 講座をすれば十分じゃないのか。
なんて 無責任か。

昔、ホント昔 工業高校のK先生が 夜間学校みたいにして
構造を教えてらしたと聞いている。

山辺の木構造 あれを 一巡すればいいのでは。
上野さんの書籍でもなんでもいい。

即商売、明日お金に。
そう思うと 始められない。
逡巡する。
SDは、確かに UA値(Q値)を出して 申請できるわけでもないけれど
一番肝心な、室温 が分かるじゃないか。

ほんとにじっくり考えて建てる人は、結局 補助金なんかより
長い目で見た方を選ぶんじゃないだろうか。

回帰して考えたいものだ。


そうすれば、結果は後からついてくる。

省エネは、結果だよね。

エアコンの無い生活なんて無理。

そうかもしれません。

でも、網戸越しに入ってくる ささやかな 空気の流れで
じんわりと 汗をかく 程度で過ごせる時間がながけりゃどうだろう。

それで追いつかなければ・・・

そう 徳島の夏、30超えます。

そんな時は、熱を入らせない工夫
        熱をためない工夫。
        扇風機で涼しさを感じられる工夫。
        
そんな日を、今の50%ぐらいに減らすことは出来ルチャンスは
あります。

エアコンを動かすと、どうしても埃がまうし、咽も乾燥する。

快適で、ついでに光熱費で元がとれて、医療費も少なくて

そうゆう住まい方のできる家。

そう まちなかでも

できるんじゃないかな。



2014年2月27日木曜日

またまた講習

住宅省エネルギー技術設計者講習

しばらくは 省エネ はもう満腹です。

自然環境と調和した 住まいを作り上げれば 自然と 省エネになるはずです。

ただ、この講習テキスト なかなか よく出来ています。


2014年2月25日火曜日

インドア・クライメート

不快でない という自然さ

建物の内部には気候がある ~インドア・クライメート

「人工の空間に自然を求める」

高度成長期には、(屋外の)気候は 「外乱」ととして、設備で制御するか、排除する対象だったんですね。
私たちの身体感覚はどうなのか。
建築は人工的なもの、でも自然と調和する建築に目が向けられています。
(一部で)
自然との調和・・・自然を求める。
でも、其の自然というのは 
「吹き渡る風の涼しさであって、凍てつく寒さや蒸し暑さは排除すべき対象である」(P122 より引用)
この数ヶ月、窓を開け、ブラインドを閉じたり開けたり
少しばかり そう・・・ アクティブに 動いてみました、自室で。
そうゆう身体感覚、皮膚感覚。

不快でない程度の 自然な室内気候
人工建造物らしさの象徴、コンクリート!
でも 其のコンクリート は 太陽の恵みを蓄え
穏やかな室内気候の変動を生み出します。
LCCMまで行くと、私の今のキャパでは追いつかない。
まずは、第3の皮膚としての建築。
ドイツにはドイツの
日本は日本で。
その場でのせめて今は温度だけでも。それだけでも精一杯ついていくかどうか。
今の周辺状況
まだ残念ながら、不快でないことどころか 省エネもどちらも関心が薄い。
一方、ドイツパッシブハウス基準、高断熱高断熱化は進んでいる。
HEMSも。

建築家は 兎角 前面脆弱な 外皮を羽織って さあまさしく自然だよ というが
私はなぜか そうは思えない。



PassiveDesignの結果、省エネがそこに在る。
省エネは、目指す到達地点ではない

2014年2月20日木曜日

[t-mokuken]グループの掲示板に投稿があったことを、Yahoo!グループよりお知らせいたします。

毎月、10日前には告知されている木研講座。
今回は、後一週間にせまっておりますので、P.P資料の配布先を含めて
勝手に 流させております。

以下—————————————————————————

お世話になります。

木研4月に続いて2月26日を担当させて頂く(でいいのですよね?)
共建築設計事務所 釜内です。

講座は、二部構成
前半 ウッドマイルズの概要について
後半 4月に続いての 温熱非定常シミュレーションソフトの紹介

温熱シミュレーションソフト については
時間の都合上 十分に紹介しきれなかったフォローとなります。
また 4月に受講されなかった方も わかりやすいような構成を考えています。

尚、この シミュレーションソフト
前回ご案内したように、大幅価格改定がありました。
販売元より、まとめて数本の購入が在れば、
更に 価格面でお得になるようにとりまとめてみてくださいと言って頂きました。

徳島では、こうゆう機会が少ないので 
木研メンバーに限らず、是非一度 間近で見て頂きたく思います。
すでに一名、購入予定。

と勝手に告知しておりますが
パワ-ポイントの資料 どのようにすればよいでしょうか?

-----------------------------
共建築設計事務所
釜内 晋治
088-677-9197
090-9453-0631
770-8024
徳島市西須が町下中須13-36

2014年2月17日月曜日

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 5

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 5

日経アーキテクチュア 最も知られている 建築雑誌の一つですが

2月号の特集が 「窓から見直せ」 と 題してます。

どうゆうことがというと、

上に上げた、3つの表ですが

壁、アルミ窓一枚ガラス、アルミ+樹脂窓2枚ガラス(この辺りが今の水準でしょうか?)

そして 樹脂窓ガラス3枚

の比較をしてみました。

熱貫流率 というのは 記号 Uで示されていますが 熱の伝わりやすさ を表しています。

数字が大きいほど、熱が伝わりやすいのです。

ここ2.3年前までは、グラスウール が一般的な仕様でした。

変わり始めた一つの キッカケが 東日本大震災です。

災害地の、仮設住宅に大量の 断熱材になり 品不足になってしまったんですね。

その後、 2020年の 省エネ法改正(義務化)間近ということで、

各 建材の断熱性が 今までと比較にならない水準にまでアップしてきました。

10年前なら、いくら良くても 使えない、コストがかかりすぎて という商品も

手の届くところまできました。


壁の、Ui が    0.39

アルミ窓が     6.51

アルミ+樹脂 が  3.49

樹脂 が       1.9

これは驚くべき数字です。

窓は アルミもガラスも 非常に熱損失が大きいということが解ります。

今、一般的な アルミ+樹脂(ガラス2枚・複層ガラス) と 2.3年前標準の 断熱仕様の壁だと

窓は 壁の 9倍も 熱を 通しやすいのです。

最近、YKKAP というサッシメーカーから 樹脂サッシ+トリプルガラス 仕様の商品が発売されました。

去年の 省エネ元年に続いて 、今年は 高性能サッシ元年になりそうです。

2014年2月9日日曜日

設計には

山辺さんの書籍。

ヤマベの木構造。

「設計には根拠が必要です」

温熱を始めた時、

この言葉を 心のなかで 呟いた。

「温熱だって根拠が必要です」


この増補版、旧版より更に パワーアップしてます。

戦闘力 MAX!

日常業務に欠かせない 一冊ですね。

25人の予定が 50人の 講習。

でも、やっぱし 水平構面の章は時間足らずで残念。

ところが、2014年 MOKスクールに 山辺さん&丹呉さんの枠が入ってます。

香川木造塾も 目が話せなさそうだし。

MOKが 土曜日

住宅医 も 土曜日。

なんか、・・・・お財布大丈夫かいな。

MOKスクール

帰宅すると、2014年度の MOKスクール案内が届いてました。
こいつは大変なことになったぞ!

伊礼智さん
山本長水さん
山辺先生と丹呉さん
最終日はなんと 中村好文さん

恒例の、安井さん、辻さん。

もちろん更新します。

なんと、新入生には抽選で Yチェアーのリプロダクトが当たる!

誰か一緒に行きません?

2014年2月7日金曜日

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 4

光熱費1/2住宅 (自立循環型住宅)06-3

                    リーフレットは、皆様にお配りするために
         一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。

体感温度

室温は低くなくても、何か寒いなあ

なんて感じることがあるかも知れません。

自立ガイドラインには 上の式 によって 体感温度が決まる としています。

ですから、「床、壁、天井」の温度を、室温に近く上げてやると 快適な場合もあります。

冬も又然り。

其のためには、床、壁や天井、の断熱を十分に行わないと、熱は外気温と同じになり

冬は寒く、夏は暑くなりますね。

その温度を測る 簡易な測定ツールが

放射温度計 です。
これは空気の温度を測るのではなく、壁や床 といった物体の温度を測る道具です。

その他、体感温度を上げるには 足元が冷えると寒く感じます。

ですから、床の断熱も大切なんです。

もう一点、天井の断熱ですが、「断熱」が十分に出来ていれば 「遮熱塗料」は必要ありません。

その効果が 体感できるほどのものではないからです。

そう言う売り込に 安易に 費用を投じることは 効率が悪いということです。


最後に
外部と 内部を 断熱材で分けてしまうと、季節のうつりかわりが感じられない という
ようなことをいいますが、逆です。

断熱をしっかりすることで、後は カーテン、障子、ブラインド、窓の開閉、通風・・・

そいうった手段で、自然な心地よさ を形成できるのです。

むしろ 断熱は、外界との関わりを高めてくれる 技術ということです。




(※1)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
     商標です。


光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 3

光熱費1/2住宅 (自立循環型住宅)06-3


                    リーフレットは、皆様にお配りするために
         一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。

外部と内部の間での、熱の移動を抑える と先日書きました。

簡単にいえば、暖房する——->あっというまに外気温と同じになる


                     室内の熱が高い。それが低い方へ 早く逃げてしまう

                     暖房してもしてもキリがない

それを しっかりした暖房にすると

      暖房する——–>ゆっくりと外気温に近づく、


                     暖房器具の能力で追いつく

冷房は ちょうど 逆のことが起きる。


これは、省エネにもなりますし、結果光熱費の違いにもなります。

世の中の 既存の住宅の約70%が 平成4年以前に建てられた断熱レベルの低い住宅 という報告もあるようです。
正確な数字かどうかわかりませんが大きくは外れていないでしょう。

これから 政府は 既存住宅の断熱に関する制度にも
具体案を出してくることになっています。

すると、決まって 「詐欺まがいの商法」で

お宅の家は・・・というような営業さんが現れることでしょう。

でも、こういった温熱の知識は、ほとんどの建築士さんは

エコ風 な ガラスと緑いっぱいな 温室のような
まさしく外で暮らしているような家をデザインと称しています。
まして、営業さんには そんなことは知るはずもないのです。

ここで、大切にしたいのは

省エネ、光熱費削減 、なにより 快適

この 快適感 を 大切にして欲しいのです。

宇宙服を着たような、密閉空間で暮らせと言うのじゃないです。

程よく、暑ければ 簾で補えるぐらい あとは 扇風機で
過ごせる日があれば、冷房をかけっぱなしで寝て、
夏風邪を引いたり、乾燥してしまうことも少なくなるのです。

快適であること、健康であること=光熱費が削減できる

で釣り合いが取れます。

余分なお金が取り敢えずは必要かもしれません。

でも、長い目で見れば 元も取れます。

そして、前の 「蓄熱」も含めて キチンと説明してくれる

設計担当者さんに相談してください。

できれば 耐震診断の時に 一緒に 断熱補強もされることをおすすめします。

                      

(※1)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
     商標です。



2014年2月6日木曜日

三世代の家

この時点で、土間の最高温度 15.1 度

 場所により 13.9 度

本体と切り離して、補修ができるように 金物接合された バルコニーの受材。
木部はどうしても 痛むのが本体より早い。
そんな時でも、キチンと 交換しやすくしておく。

天端の水切り、木口、




3世代の家 仕上げに差し掛かっています。

今日はカメラを持たずに出かけてしまったので 写真が ・・・スマホで撮影。


デザインというのは、悲喜交交の事柄 中には矛盾する希望、そういったものをふんわりと

着地地点へと 着陸させる作業なんだよね。


施主、設計者の共同作業です。

そして、施工は 施主+施工者+設計者 の共同作業です。

一本の矢では折れちゃいますが 3本束ねれば 大丈夫 by 毛利元就

でも、全然逆方向向いてちゃ 設計なんて無理。

まして現場は。

委ねることは委ねる。

希望だけつたえて、後は あなたの役目 ってな感じじゃなくて

額を突き合わせて、知恵を絞り合う。

相手の立場を、一歩引いて考える。

造り手である、職人さん、監督さん にも配慮。

アクティブじゃなければ成り立たたないと 感じたなあ。

パッシブデザイン を 考えさてくれるきっかけになった 
この住まい。

2014年2月5日水曜日

基本から

省エネ等級 に適合 という 断熱材はたくさんありますが
かなりの断熱材が トレードオフ という計算方法を使う。

壁を減らした断熱を、屋根に使うことで 相殺するというものだ。

しかし、実際に 二階に寝室などがある場合は、
やはり、屋根の 断熱に十分な配慮が必要だし
東西壁の断熱も 注意が必要である。

だけれども、そうゆうこと以前に 一件の家の性能を決める
立場にあって、温熱の基礎的なことを知らないでは
的確な 予算配分のバランスが取れない。

昨日の講習では、其のあたりのことが
しっかりと確認できたので、設計にフィードバックしていくことになる。


2014年2月4日火曜日

2014年2月3日月曜日

例会です

NPO 山・すまい・まちネット の 定例会。

お抹茶なぞ を いただいております。

室温測定

日曜日は、今進めている住宅の打ち合わせ。

充実の3時間。

ペレットストーブ を 土間に設置する予定です。

徳島の 天然乾燥の杉 を 使います。

1月の間、室温を記録する ロガー を 設置していただきました。

また、前もって頂いている、使用電力、ガス料金からも 色々なことが解ります。

これから決めていく、開口部や日射遮蔽、もちろん 空調設備選定など にそのデーターが活かされます。

今から、其の室温データー を読み込み、その間の 外気温 と比較してみたいと思います。

結果は・・・個人情報・ ^^ デス。

2014年2月1日土曜日

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 2

光熱費1/2住宅 (自立循環型住宅)06


                     リーフレットは、皆様にお配りするために
         一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。

引き続き 断熱 について 自立ガイドライン に書かれていることを まとめてみたいと思います。

昨日、「自然室温」 という フレーズ を 書きましたが 自然室温というのは

ガイドライン93頁

日射取得熱や内部発熱のみによる、暖冷房設備を使わない時の室温。

と書いてあります。

異論もあるかとおもいますが、とりあえずそれに沿って 進みます。

” 断熱外皮計画は、住宅の室内と室外との境界(外皮)における

熱の出入りの抑制を目的としています。

断熱化をはかった住宅は、無断熱の住宅に比べ、

はるかに少ないエネルギーで室内の温熱環境を快適にすることができます。”

(ガイドライン92頁)

外部と内部の間での、熱の移動を抑えることで

冬は

窓から取得した熱を逃さない、

内部発熱を外に逃さない

夏は

外部の熱が内部に移動しにくい


結果、冷暖房の効果が削減されるわけです。

この 断熱の程度を示す指標が Q値、UA値 と呼ばれるものです。

あと数年で、この断熱基準が義務化されることになっています。

すべての住宅で、次世代基準(H11基準)同等、

そうですね、フラット35s の省エネ基準が それに準じています。


(※1)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
     商標です。


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