出典:国土交通省-平成20年住生活総合調査結果より引用
(以下、同出典)
国土交通省の調査によると、現在の住居に対しての不満度で最も高いのが
高齢者への配慮。時世を反映した結果だと思います。
次いで、冷暖房の費用負担などの省エネルギー対応
一つには、断熱材が十分に入っていない既存住宅が非常に多いためだと思われます。
次いで、地震や台風時の安全性。
と続きます。
それに対して、実際のリフォーム計画では以下のように
圧倒的に多いのが40.8%で
トイレ・台所・洗面等の設備の改善、建具の取替え
次いで33.6%
屋根の葺き替え、屋根・外壁の塗替え
高齢者配慮の改修が 16.8%
断熱工事・結露防止工事 4.0%
かなり多くの住まい手が、不満に思う箇所に対して適切な改修を行えずにいる現状がわかります。
戸数としてはもう十分に足りている 日本の住宅事情ですが
「質」においては、まだまだ改善の余地があるということですね。
これまでは、専ら 経験値で場当たり的な対応になりがちだった
住宅のリフォームをもう少し計画を立て、行う必要が有ることを感じます。
適切な維持計画を建てるためには、十分な調査が必要です。
リフォームについての情報も、こちらで定期的にお伝えしていきたいと思います。