太陽光の発電量には,実際は直接,日照時間ではなく,日射量,太陽光発電の種類,
温度,光の周波数,などで左右される。
先日から、3Dアプリケーション(sketchup)や、日影図(jw_cad)で見ているのは日照時間になる。
一方、室温のシミュレーションに使っている「パッシブデザインツール、Energyplus」や「solardesigner」は日射を含んだ を計算している。
夏と冬では、日射を多く受ける「面(屋根面と南面etc)」などで違いがある。
周辺環境や、庇、袖壁、樹木 によって 同日射量への影響があるのか
基本設計から序盤の内に把握できる」と、設計・デザインにフィードバックできる。
かりに、夏の西日は本当に遮りがたく忌々しいのだけども、「西に絶景or夏の夜の花火大会」なんてものがあるとしたら
それでも、「西窓」を確保しないか?どうでしょう。
そこで、シミュレーションを行って、予めそれを知ったうえで 選択・決断をする。
そこが 省エネ絶対主義とパッシブデザインの違いである。これはどちらが正しい。誤りというジャッジが出来ない
価値観の問題だ。
上図は、その面への日射量を示すシミュレーション結果である。
(Rhino+Ladybug)
Energyplus でも類似したことができる(面にあたる日射量を時刻別に時間変動で視ることができる)
シミュレーションは「省エネでない ”すまい” を「制限」するものじゃなくて
設計者や住まい手に、インスピレーションを与える ツールなのかもしれない。
よく見ると、北だって(水色だけど)日射はあるんですね。
日本の美しい庭園には、北向きのものが多くあることはよく知られている。
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