2014年2月17日月曜日

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 5

光熱費1/2 住宅 -断熱外皮計画- 5

日経アーキテクチュア 最も知られている 建築雑誌の一つですが

2月号の特集が 「窓から見直せ」 と 題してます。

どうゆうことがというと、

上に上げた、3つの表ですが

壁、アルミ窓一枚ガラス、アルミ+樹脂窓2枚ガラス(この辺りが今の水準でしょうか?)

そして 樹脂窓ガラス3枚

の比較をしてみました。

熱貫流率 というのは 記号 Uで示されていますが 熱の伝わりやすさ を表しています。

数字が大きいほど、熱が伝わりやすいのです。

ここ2.3年前までは、グラスウール が一般的な仕様でした。

変わり始めた一つの キッカケが 東日本大震災です。

災害地の、仮設住宅に大量の 断熱材になり 品不足になってしまったんですね。

その後、 2020年の 省エネ法改正(義務化)間近ということで、

各 建材の断熱性が 今までと比較にならない水準にまでアップしてきました。

10年前なら、いくら良くても 使えない、コストがかかりすぎて という商品も

手の届くところまできました。


壁の、Ui が    0.39

アルミ窓が     6.51

アルミ+樹脂 が  3.49

樹脂 が       1.9

これは驚くべき数字です。

窓は アルミもガラスも 非常に熱損失が大きいということが解ります。

今、一般的な アルミ+樹脂(ガラス2枚・複層ガラス) と 2.3年前標準の 断熱仕様の壁だと

窓は 壁の 9倍も 熱を 通しやすいのです。

最近、YKKAP というサッシメーカーから 樹脂サッシ+トリプルガラス 仕様の商品が発売されました。

去年の 省エネ元年に続いて 、今年は 高性能サッシ元年になりそうです。

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