室内気候~ナチュラル・サスティナブル
久しぶりにページを捲ってみました。
飛び込んできたのは・・・
建物の内部には気候がある ~インドア・クライメート
「人工の空間に自然を求める」
高度成長期には、(屋外の)気候は 「外乱」と呼ばれ、設備で制御するか、排除する対象だったんですね。
その間、パッシブデザインは、どこかに吹き飛んじゃいました。
震災以降、私たちが使う エネルギーのことを否応なしに見せつけられ、今や都知事選の争点にも。
それはそれで、省エネ、創エネ という視点で見ているわけですが
私たちの身体感覚はどうなのかな??
建築は人工的なもの、でも自然と調和する建築に目が向けられています。
自然との調和・・・自然を求める。
でも、其の自然というのは
「吹き渡る風の涼しさであって、凍てつく寒さや蒸し暑さは排除すべき対象である」(P122 より引用)
人工と自然 何か対立するものを 共存させていくことでしょうか。
人工建造物らしさの象徴、コンクリート!
でも 其のコンクリート は 太陽の恵みを蓄え
穏やかな室内気候の変動を生み出します。
そして、それを可能にしているのは パソコンを用いてプログラムで導き出されたデーター。
なんだか皮肉な気もしますが、こうして 誰の手にも コンピューターが手に入るようになったことで
改めて パッシブデザインが 見直されるのです。
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