2012年12月19日水曜日

見える化すること


Esp-rシミュレーション結果



Esp-rとRadianceによる建築環境シミュレーション
小玉祐一郎・武政孝治
Ohmsha

ここ数年の 傾向ですが 「見える化」があらゆる分野で要求されてきてますね。

写真は
「建築環境シミュレーション入門」
昨年の4月に出版されたものです。

当初は、非常に扱いにくいものでしたが、その後著者の先生方のご尽力で
とても扱いやすい、シミュレーションツールになりました。

「シミュレーション」と聞くだけで、眉を潜める方も多いのですが
その理由を考えてみました。

・シミュレーションなんて誰がやっても同じだから 

・感性を失わせる


想像ですけど


でも、構造的裏付けのない、伝統構法への回帰が、成立しないのと同じで
住環境デザインも 裏付けが欲しいです。

この、「入門」 で採用されている ESP-r は なんと 無料です。

通常、この手のソフトは 安くて 30万円、高いものでは 150万というようなものまであります。



野池学校 も2012年度 を終え、ようやく この3日をかけて 基本的操作を習得しました。

上の写真は、下関における、ある形状の建物内の室温 を一年を通して グラフにしたものです。

このような、シミュレートを経て、生まれるデザインには 当然 徳島には徳島の地域性が反映されます。

コンピューター、パソコン= 数値による画一化  とは正反対の ツールです。

そして、ツールは、ツールです。

頭をつかうのは、私達 実務者なんですね。






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