

人間の体感温度は、気温(室温)のみで決まっているのではなくて
壁や、床、屋根麺の温度との平均で決まってきます。
室温環境だけを最優先させるのでよければ、もっとコンパクトに、満遍に 日当たりをよくできるのですが
二枚目の画像のように「北」にも庭がほしいとなると、どうしても「南」に張り出してきます。
その中での、試行錯誤 も 住まい手とシミュレーションの結果を見ながら、打ち合わせて
収斂して行きます。
四国、徳島、淡路、で住宅の設計を手がけています。「設計の工夫」で「快適で心地よさ」を創りだすこと、・・ 周辺の 自然環境を心地よさの源とする そんなことを考えています。


もう一つ、アンドレア氏のパワポの中に
SolarDesigner(ソーラーデザイナー)が。

アンドレア氏ご自身は、エネルギーについての計算はしない と語っておられましたが
エネパスに加え、このSolarDesigner(ソーラーデザイナー)は、かなり強力な室温シミュレーションソフトです。

ある特定の形状を持ったボリュームが、徳島の2月にどのような室内気候を
示すのか。

同様に
ある特定の形状を持ったボリュームが、徳島の8月にどのような室内気候を
示すのか
断熱の効果、室内の素材(熱容量の多少)、窓の大きさ・断熱性・日射取得率、庇の形状、etc を
変化させて 比較スタディができます。(関連リンクこちらクリック)
私が、温熱環境設計に関心を持ち始めたきっかけが「土壁」であることは
少し前に描かせていただきました。
そののち、2012年に住宅医講座で辻さんの講座を受講しています。

その後、関東ゼミ(自立循環型住宅研究会)
姫路講習
MOKスクール
住宅医講座 などなどで年に一回はスキルアップのために情報収集を兼ねて
辻さんの講座を受講しています。
今回受講して、6年前にはついていくのがやっとだった内容が
自分ならこうアレンジしたい とか考えながら聴講できていることに 理解が進んだように思います。

8月の末に行われた岐阜県立森林文化アカデミー辻准教授による「結露を学ぶ」の連続講座「温熱環境と省エネルギー講座」を開催しました。
元々、8月末に二日間連続講座として開催される予定でしたが、台風の影響にて二日目は延期。
受講者の感想として建築士会、笠井会長から非常に分かりやすく本日のコメントを頂いておりますので、シェア。
岐阜県立森林文化アカデミー木造建築スタジオ准教授の辻充孝先生をお招きし、「温熱環境と省エネルギー」講習会が開催されました。これは近く改正される予定の「省エネ法」への準備研修として徳島県建築士会が主催したものです。朝10時〜夕方5時まで、地域の特性やポテンシャルを活かしながら、住宅の省エネルギーと快適性を両立させる手法を学びました。住まいの温熱環境は、消費エネルギーの削減や光熱費の節約だけでなく、住まい手の健康を左右する重要な要素です。またそれをしっかり押さえることは供給者としての使命でもあります。近年、新たなデータや機器によってその科学的なアプローチもかなり精密にできるようになってきました。今後ますます注目される分野になると思われます。
前半では、パッシブデザインについて設計プロセス にどのように落とし込んでいくか を具体的事例を交えてお話しいただきました。
昼食休憩を挟んで、ついに UA値・η値 の計算方法を。
受講生の方たちには是非、宿題を提出していただいてツールを手に入れ環境設計の面白さの世界への一歩としていただきたいと思います。

この二つの動画は、いずれも耐震等級3、台風等級2を満たしています。
ですが、この二つに同じ 阪神大震災の地震波を加えてみると
差が大きいです。
当然、今後徳島を襲うであろう地震波は、阪神とは違いますから、下の動画のように耐えられるかどうか
解りません。
その時々で、出来うるだけの対策はしておきたいものです。
少しずつ、強度をアップ。
更に、開口部周りの 小壁(垂れ壁、腰壁)も、入力しました。
内装のプラスターボードは、耐力に含んでおりません。
追記:これは制震ダンパーを取り付けた場合。(実際には、製品選択から設置位置など
諸々が重要ですが、今回は考慮せず取り付けています)
この二つの動画は、いずれも耐震等級3、台風等級2を満たしています。
ですが、この二つに同じ 阪神大震災の地震波を加えてみると
差が大きいです。
当然、今後徳島を襲うであろう地震波は、阪神とは違いますから、下の動画のように耐えられるかどうか
解りません。
その時々で、出来うるだけの対策はしておきたいものです。
少しずつ、強度をアップ。
更に、開口部周りの 小壁(垂れ壁、腰壁)も、入力しました。
内装のプラスターボードは、耐力に含んでおりません。
追記:これは制震ダンパーを取り付けた場合。(実際には、製品選択から設置位置など
諸々が重要ですが、今回は考慮せず取り付けています)
熱・水分の同時移動シミュレーション

黄色い外気温に対して、水色、黒色、青色 3本のグラフがある。
最も振幅の多い「青」は、熱容量が少ないためで 角ログ構法を想定。
(熱・水分の同時移動シミュレーションです。
後の2本は、RC造で、黒いのが 普段の非定常計算。
それに対し、同じ状態で、熱・水分同時移動で解いたものが、水色となる。
1~2度の違いだが、積もるとそこそこの違いになるのかな?
これについては、ここ一週間ぐらい試行錯誤してみましたが
一旦、筆をおきたいと思います。
水分の移動、ということで 部屋の「湿度」が大きく違うかも と思ったのですが
答えはまだはっきりしない。
(この計算で、解いてもいいのかどうかもよくわからない)
wallstatのVER4では、制振装置を設定できるようになったので早速。
一番右手奥が単純に「筋交い」モデル。
真ん中が「筋交いに構造用合板を付加」
手前が「筋交いモデルに、制振装置付加」
どうだろう?
制振装置のモデルは、外周部の「装置」を設置した壁は確かに揺れが少ない。
一方、「装置の無い中央部」は、結構揺れているように思うがいかがだろう?
合板補強モデルは、揺れてはいるが 全体的に安定性が高いようにも思えるが
まだまだ検証の余地あり。
wallstatのVER4では、制振装置を設定できるようになったので早速。
一番右手奥が単純に「筋交い」モデル。
真ん中が「筋交いに構造用合板を付加」
手前が「筋交いモデルに、制振装置付加」
どうだろう?
制振装置のモデルは、外周部の「装置」を設置した壁は確かに揺れが少ない。
一方、「装置の無い中央部」は、結構揺れているように思うがいかがだろう?
合板補強モデルは、揺れてはいるが 全体的に安定性が高いようにも思えるが
まだまだ検証の余地あり。
wallstatのVER4では、制振装置を設定できるようになったので早速。
一番右手奥が単純に「筋交い」モデル。
真ん中が「筋交いに構造用合板を付加」
手前が「筋交いモデルに、制振装置付加」
どうだろう?
制振装置のモデルは、外周部の「装置」を設置した壁は確かに揺れが少ない。
一方、「装置の無い中央部」は、結構揺れているように思うがいかがだろう?
合板補強モデルは、揺れてはいるが 全体的に安定性が高いようにも思えるが
まだまだ検証の余地あり。
太陽光の発電量には,実際は直接,日照時間ではなく,日射量,太陽光発電の種類,
温度,光の周波数,などで左右される。
先日から、3Dアプリケーション(sketchup)や、日影図(jw_cad)で見ているのは日照時間になる。
一方、室温のシミュレーションに使っている「パッシブデザインツール、Energyplus」や「solardesigner」は日射を含んだ を計算している。
夏と冬では、日射を多く受ける「面(屋根面と南面etc)」などで違いがある。
周辺環境や、庇、袖壁、樹木 によって 同日射量への影響があるのか
基本設計から序盤の内に把握できる」と、設計・デザインにフィードバックできる。
かりに、夏の西日は本当に遮りがたく忌々しいのだけども、「西に絶景or夏の夜の花火大会」なんてものがあるとしたら
それでも、「西窓」を確保しないか?どうでしょう。
そこで、シミュレーションを行って、予めそれを知ったうえで 選択・決断をする。
そこが 省エネ絶対主義とパッシブデザインの違いである。これはどちらが正しい。誤りというジャッジが出来ない
価値観の問題だ。

上図は、その面への日射量を示すシミュレーション結果である。
(Rhino+Ladybug)
Energyplus でも類似したことができる(面にあたる日射量を時刻別に時間変動で視ることができる)
シミュレーションは「省エネでない ”すまい” を「制限」するものじゃなくて
設計者や住まい手に、インスピレーションを与える ツールなのかもしれない。
よく見ると、北だって(水色だけど)日射はあるんですね。
日本の美しい庭園には、北向きのものが多くあることはよく知られている。
今回は、自立循環型住宅の中で 日射利用がどのように扱われているかについてです。
このテキストは当初「自立循環の温暖地版テキスト」として受講の上、受け取ったものです。
(販売はされていません・きちんと講習を受けたうえでいただけます
省エネ住宅に関心がある方は、設計者にこのテキストを持っているか尋ねてみたほうがいいです)

まずは、開口部が以下の条件の時 に分かれています。
(特に真南に向いているのは有利です・方位1)
| 方位1 | 真南+-15度 |
| 方位2 | 真南;-30度 |
利用の仕方(手法)
| 手法1 | 開口部の断熱性能の強化(また、日射取得型ガラス) |
| 手法2 | 開口部からの集熱手法(開口部の面積増加(また、日射取得型ガラス) |
| 手法3 | 蓄熱手法(蓄熱素材の使用 |
を組み合わせていきます。
STEPとして
ステップ1.日射熱利用の確保・検討
1.地域の気候特性(パッシブ気候区分)の確認
2.立地条件(敷地の日射障害)の検討
3. 建物の方向(開口部の位置)
ステップ2.前提となるたてもの条件の確保(断熱化)
1.前提となるたてもの条件の確保(断熱化)
2.開口部の面積(延べ面積の10%以上)
120m2 の住宅なら12m2(掃き出し窓4か所程度)
ステップ3. 開口部の断熱手法の検討 →手法1
開口部の断熱化(断熱サッシ・ガラス)にするのは前提で
更に、日射取得率(取得型と遮蔽型がある)が高いものを選ぶ
ステップ4.開口部からの集熱手法の検討 →手法2
集熱開口面積の増加(延べ面積の20%以上)
120m2 の住宅なら12m2(掃き出し窓7か所程度)・・
・・・実際、そこまでいかなくても シミュレーション、実測からすると
開口部を大きくすれば比率に応じて効果が出ます。
ステップ5.蓄熱手法の採用 →手法3
蓄熱材の使用(熱容量の見込める材料・工法の採用)
・・と、以上のような手順で省エネ化を図っていきます。
ということで、
敷地の日当たりを 特によく見極め(将来性も考慮)、適切に開口部を配置し
断熱化・ガラスの種類 に気を付ける。
(冬は、その窓から入った「日射熱」が多い方がいいが、前提として断熱が必要。)
こういった技法というのは、エアコンや照明 が普及する前には、
「環境工学」又は「省エネ」という分野というよりは、「建築計画原論」として、
設計する際の基本の「キ」であった。
ただ、ここで書いていることは 温熱環境を云々 で書いてありますが
実際、窓の役割は「採光」「デザイン」「コミュニケーションの場」「通風」・・・
こういった諸々のことにも関係してくるので、調整する必要がある。
それを「デザイン・計画」するのが建築士の役割だとも言えます。
省エネ設計、自立循環型住宅は 徳島の建築設計事務所 共建築設計事務所にご相談ください。

| 日射取得の程度 | 日照障害の程度 | 日照時間の程度 |
| 立地1 | 50% | 3時間日照 |
| 立地2 | 25% | 5時間日照 |
| 立地3 | 0% | 終日日照 |
日射熱の利用については、パッシブ手法でも大きな比重を占めますが、
「自立循環型住宅への設計ガイドライン(入門編)」(リンク)でも触れられています。
入門編(かつての温暖地版)」の3章で、立地条件を上のように挙げています。
立地:1~3
先日から、検討している敷地ですが、sketchup(3Dソフト)では、その時間の影の様子は
ビジュアルに分かりやすく示してくれます。
ただ、冬至に一日に何時間の「日当たり」があるか、周辺状況によっては ちょっと分かりにくい。
そこで、CADで 日影機能 を使って 色分けしてみました。
上の、敷地周辺図から見ると
「黄色い部分」が「敷地」
「グレー」が 隣接建物。
「青」が一日、3時間以上「影」になる部分、逆算して5~6時間の日照が
得られる範囲になります。
測定面は、地面から1.5mですから、一階の床上90cmぐらいです。
この範囲に一定条件の開口部を持ってくることができる室内では
比較的有効な、日射熱効果が期待できるということになっています。
あくまでも、原則(ガイドライン)ということで、ケースバイケースになってくることから
詳細な「シミュレーション」をしないと、かえって「急激な温度上昇(オーバーヒート)」を
引き起こしかねない手法でもあります。
次回には、その続きを 「自立循環型住宅設計へのガイドライン」の「日射熱利用」として
書いてみたいと思います。
徳島の日射量豊かな地域性を活かしたパッシブ手法です。
共建築設計事務所|徳島の建築設計事務所|へご相談ください。

中でも、日射が得難い 「冬至」での 日影も 調べます。
7時、7時半、8時、9時
10時、11時、12時、13時
14時、15時、16時、16時半 の順に並んでいます。
朝一番の「直射日光」は、入らなさそうですね。
(朝日で目覚めたり、朝食をとったりすることは、心身ともに 望ましいことだと思います。)
(また、Sketchupでの検討は、直射日光での検討なので天空光などは含まれていませんから、
実際には、朝の光は窓を明るくしてくれると思います)
8時ぐらいに、大きく日差しが入り込み、 13時までの間は比較的日差しに恵まれているようです。
また、最寒期(徳島だと1,2月)の影の様子も、知っておきたいです。
冬至 に 日射が入らなくても 1,2月には入ることもある。
下のは、拡大表示。



Sketchup、日当たり検討、日影検討。
徳島の設計事務所、共建築設計事務所です。

設計手法(設計手順)
敷地調査に行ったあと、このような「敷地の日影図」を描きます。
これは、各月の正午の壁ですが、特に冬については 影が長く伸びるので注意します。
1月、2月、3月、4月
5月、6月、7月、8月
9月、10月、11月、12月 の(正午の影順)並びになっています。
後日、その「日影図」と「実際の影」を比較してみます。
また、日射の元となる太陽の位置も 現場で確かめることができます。


こうゆう便利なツール(レーザー距離計)が安価に手に入るようになったおかげです。
パッシブデザイン(パッシブ手法)には、「日射」 と 「敷地」が大きく関係してきます。
こういった、Sketchupでの日影検討アドバイス業務もお引き受けしていますので
気軽にお問い合わせください。
設計の進み方-1
一生のうち、何度も家を建てる機会のある方は少ない。
だから、設計の始まり ってどんなだろう って思います。
とっても 正常な 疑問、不思議。
時には、設計者のことを「せんせい」なんて呼ばせる
こともあるらしいですが、私は 釜内さん でお願いしてます。
この 写真のPLAN 今日、”没” になりました ・笑
なぜ、没 になって笑うのだ?
なぜって、この PLANが お見合い相手の方とのお話に
「ズレ」を作ってくれて、そっから
思わぬ石が転がり出てきたから なのです!
お話・・・見詰め合って愛が芽生えれば
それもよいかもしれませんが
やはり普通は 「言葉」を交わしてみなければ。
もちろん 「クチ」 もありますが 「話のネタ」としての
私本位の、PLAN をネタとして お渡しさせていただきました。
敢えて? ちょっと 使いにくい面があっても
熱環境優先!
でも、昨日も書きましたが、
そんなことをしても「パッシブデザイン」とは呼びません(多分)
でも、お見合いの席ですから、情報はまだ 「ゼロ」
わかるのは 敷地 のみ。
この PLAN × 要望 = おもしろい
という 化学変化が当然生じます。
そっからは、話が弾みました。
全く違う案になりましたが、これがもしかして「玉石」?
可能性を感じさせてくれる 計画!
そっちを見せろ?
まだ、練りこみたいので ダメです・笑
パッシブデザインは止めたの?
いいえ、パッシブデザインは 計画の軸・原論です。
どこまでも、裏方で 息づきます。
それにしても、お施主様が 用意してくださっていた
設計の参考になる資料写真。
一本、軸が通っていて
うん!やっぱり「ウチ」は お施主様のもの!
改めて思いながら、ねまーす。
追:切り旬、乾燥まで含め、徳島杉のベストな軸組みを
工務店さん(凄腕です)と考えていきます。
またご報告しますので、葉枯らし乾燥 からの流れ
機会があれば見ていただければなって 思います。
先日の、建築士会からの案内にも、
伐採ツアーの案内がありました。
是非、見たことない方は いかれるべきです。
そして、TSウッドさんの豊香野のモデルハウスも
行ってみてください。
冷房不要の涼しい空間。
エアコンなし、風速 3m/s~15m/s
私の部屋より、断熱は少ないのに 温度は低い。
風です、風の街・那賀。