2013年2月11日月曜日

光熱費1/2 住宅 -昼光利用-

                  リーフレットは、皆様にお配りするために

         一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。


光熱費1/2 住宅 (自立循環型住宅) 02 -昼光利用-

昼間の明るさを室内に取り入れ、人工照明利用を減らします。
①昼間の光を直接取り入られるように 窓を配置します。(採光)
②室内の奥まで光が届くように、光井戸、欄間、光の反射利用を工夫します(導光)
ここでも、上に上げた以外に、様々な手法がありますが
ポイントを付け加えます。

日射遮蔽 と 日照調整 の違い

熱を遮る 「日射遮蔽」、光を調整する「日照調整」
この兼ね合いが大切です。
光は 燦々と降り注ぐけど 部屋の中は 灼熱地獄・・・暑い
逆に 光が全く入りません 日射も全くありません・・・寒い
この バランス、 実は 奥が深い・・・・
因みに、「明るさ」といえば・・・ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
すでに 白熱球の生産は 中止 となっています。
白熱球のすぐれた演色性に、近づけるべく LED照明の開発は 日進月歩。
一説には、日本のLED電球のメーカー は その努力を追求するあまり、どうしても
海外製のLED に比べ 価格が高いとも言われています。
LED照明を含めた「照明」「あかり」 については また 改めて 書いてみたいと思います。 
光熱費1/2住宅(自立循環型住宅)からは少し 逸れますが
一級建築士試験のテキストを 振り返ってみます。
昼 光 
昼光には、直射日光 と 
大気層において散乱吸収される日光が拡散・反射されて地上に達する 天空光 
の二つの分類がある。
天空光 の 指標として 設計用全天空照度として 記載されているのですが
最も明るいのが
うす曇りの日(50000lx) > 明るい日> 快晴の日> 普通の日>暗い日 > 非常に暗い日
の順序となっています。
快晴の日 よりも うす曇り の日のほうが 明るいとされています。
※ 全天空照度 には 直射日光による照度は含まず 天空光だけの照度 で比較します。
作業環境に応じて、明るさの目安として 昼光率 という指標が定められていますが、
時計修理のような 極精密作業環境 を 10 とすれば
裁縫 のような     精密作業では    5
製図 では                    3
読書、教室                    2
住宅の居間                 0.7
といった具合です。
実際には、照度、色温度 etc の要素が絡み合っているので 一概に言えませんが
それについても やはり 「照明」 の話題の折に 触れたほうがよさそうです。
ここでは、あくまで 昼光の利用 に的を絞って 触れることにします。
明日は、具体的な 昼光の利用手法について 続けましょう。


(※)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の

     商標です。

光熱費1/2 住宅 -昼光利用-


                  リーフレットは、皆様にお配りするために
         一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より 領布を受けたものです。


光熱費1/2 住宅 (自立循環型住宅) 02 -昼光利用-

昼間の明るさを室内に取り入れ、人工照明利用を減らします。

①昼間の光を直接取り入られるように 窓を配置します。(採光)

②室内の奥まで光が届くように、光井戸、欄間、光の反射利用を工夫します(導光)



ここでも、上に上げた以外に、様々な手法がありますが

ポイントを付け加えます。




日射遮蔽 と 日照調整 の違い

熱を遮る 「日射遮蔽」、光を調整する「日照調整」

この兼ね合いが大切です。

光は 燦々と降り注ぐけど 部屋の中は 灼熱地獄・・・暑い

逆に 光が全く入りません 日射も全くありません・・・寒い

この バランス、 実は 奥が深い・・・・



因みに、「明るさ」といえば・・・ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが

すでに 白熱球の生産は 中止 となっています。

白熱球のすぐれた演色性に、近づけるべく LED照明の開発は 日進月歩。

一説には、日本のLED電球のメーカー は その努力を追求するあまり、どうしても

海外製のLED に比べ 価格が高いとも言われています。


LED照明を含めた「照明」「あかり」 については また 改めて 書いてみたいと思います。 



光熱費1/2住宅(自立循環型住宅)からは少し 逸れますが

一級建築士試験のテキストを 振り返ってみます。



昼 光 

昼光には、直射日光 と 

大気層において散乱吸収される日光が拡散・反射されて地上に達する 天空光 

の二つの分類がある。


天空光 の 指標として 設計用全天空照度として 記載されているのですが

最も明るいのが

うす曇りの日(50000lx) > 明るい日> 快晴の日> 普通の日>暗い日 > 非常に暗い日

の順序となっています。

快晴の日 よりも うす曇り の日のほうが 明るいとされています。

※ 全天空照度 には 直射日光による照度は含まず 天空光だけの照度 で比較します。



作業環境に応じて、明るさの目安として 昼光率 という指標が定められていますが、

時計修理のような 極精密作業環境 を 10 とすれば

裁縫 のような     精密作業では    5

製図 では                    3

読書、教室                    2

住宅の居間                 0.7


といった具合です。


実際には、照度、色温度 etc の要素が絡み合っているので 一概に言えませんが

それについても やはり 「照明」 の話題の折に 触れたほうがよさそうです。

ここでは、あくまで 昼光の利用 に的を絞って 触れることにします。


明日は、具体的な 昼光の利用手法について 続けましょう。



(※)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
     商標です。







2013年2月10日日曜日

光熱費1/2 住宅 -卓越風-

光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -卓越風-


気象データー(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(以下IBEC)より)
昨日の復習をしておきましょう。

①卓越風 を考慮した 窓の配置

卓越風 ある地方で、ある特定の期間に吹く、最も頻度が多い風向

昨日も書きましたが、注意をしなければならないことは、
この 「卓越風」
参考にはなりますが、徳島県内のデーターとしては、IBECでは 8箇所 のデーターが
掲載されています。
しかし実際、その場所ヾで吹く風は 気まぐれで、侭ならぬものです。
特に、住宅地、市街地 では、周囲の建物の影響を受け、思わぬ「流れ」が 生じるので
できるだけ、どの方向から風が吹いても、風を捉えられるような 窓の配置が大切です。
自然の営みは 「想定外」が 当たり前 その中でも「風」は特にそうだということを
心がけたいものです。
そんな中、風の流れの癖、傾向 のようなものを ある程度つかむ手段としては
先日、ご紹介した、「通風シミュレーション」であったり

「OpenFOAM CFD」 のような オープンソースのツールを使うケースもあるようです。

「OpenFOAM」 だけでなく 多くの プログラムがオープンソースとして 活用できるのは
パソコンの機能が飛躍的に向上したこと、
インターネットの普及で、私たちでも 活用に関する情報源にアクセスできるようになったこと、
がありますが、なによりこういった 有益なツールが オープンソースで公開されている
海外の シミュレーション事情 は羨ましいところです。
CFDツールで日本語化、ローカライズ化 されたものもありますが、
「流れ」に関する知識が深く要求されること、価格的にも少々?お高いことから
日本製CAD、例えば 私の場合は、先に紹介した 「通風シミュレーション」あたりで
対応させていただく というのが現状 です。
こういった、机上(デスクトップ上?)以外の ツールでは
環境トラッカー/風量計 Kestrel 4200s写真は、
Mistral Instruments Kestrel Wind Meter より転載
のように パソコンにデーターを読み込み解析できる ハイエンドなものから

GA アネモメーター(風速計) GA-06
写真はamazonより転載
      のように、お手軽に 風速を計測する機能だけとシンプルでお手軽なもの と 
               色々なものがあります。   私はとりあえずこれ  (^^)

「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の

         商標です。


光熱費1/2 住宅 -卓越風-

光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -卓越風-




気象データー(一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(以下IBEC)より)



昨日の復習をしておきましょう。

①卓越風 を考慮した 窓の配置

卓越風 ある地方で、ある特定の期間に吹く、最も頻度が多い風向

昨日も書きましたが、注意をしなければならないことは、

この 「卓越風」

参考にはなりますが、徳島県内のデーターとしては、IBECでは 8箇所 のデーターが

掲載されています。

しかし実際、その場所ヾで吹く風は 気まぐれで、侭ならぬものです。

特に、住宅地、市街地 では、周囲の建物の影響を受け、思わぬ「流れ」が 生じるので

できるだけ、どの方向から風が吹いても、風を捉えられるような 窓の配置が大切です。

自然の営みは 「想定外」が 当たり前 その中でも「風」は特にそうだということを

心がけたいものです。


そんな中、風の流れの癖、傾向 のようなものを ある程度つかむ手段としては

先日、ご紹介した、「通風シミュレーション」であったり

「OpenFOAM CFD」 のような オープンソースのツールを使うケースもあるようです。

「OpenFOAM」 だけでなく 多くの プログラムがオープンソースとして 活用できるのは

パソコンの機能が飛躍的に向上したこと、

インターネットの普及で、私たちでも 活用に関する情報源にアクセスできるようになったこと、

がありますが、なによりこういった 有益なツールが オープンソースで公開されている

海外の シミュレーション事情 は羨ましいところです。


CFDツールで日本語化、ローカライズ化 されたものもありますが、

「流れ」に関する知識が深く要求されること、価格的にも少々?お高いことから

日本製CAD、例えば 私の場合は、先に紹介した 「通風シミュレーション」あたりで

対応させていただく というのが現状 です。



こういった、机上(デスクトップ上?)以外の ツールでは



環境トラッカー/風量計 Kestrel 4200s写真は、
Mistral Instruments Kestrel Wind Meter より転載

のように パソコンにデーターを読み込み解析できる ハイエンドなものから




GA アネモメーター(風速計) GA-06
写真はamazonより転載

      のように、お手軽に 風速を計測する機能だけとシンプルでお手軽なもの と 

               色々なものがあります。   私はとりあえずこれ  (^^)



「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
         商標です。










2013年2月9日土曜日

光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -自然風の利用-

光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -自然風の利用-

自立循環型住宅ガイドラインには、13の指標 があります。

今夜から 順を追って、みなさんと一緒に 読み解いていきたいと思います。




光熱費1/2住宅(自立循環型住宅) 01 自然風の利用

夏の夜間 や 春、秋 に 外の空気 を(室内に)取り入れて、室内を涼しく保ちます。

主な効果は、冷房費の削減 を狙ったものです。

自然風を上手に取り込むための、プランの工夫、開口部の配置、 が大切になります。

注意点は、

防犯、騒音面 への配慮を怠ると、安全性、快適性を損なう結果になってしまいます。

また、「風の流れ」は、必ずしも 私たちの思惑通りに 「流れる」とは限りません。

具体的な 手法としては

①卓越風 を考慮した 窓の配置で 上手に 風 を呼び込みましょう。

 すまいの立地 をよく観察し 風の流れを読み解き 上手く誘い込みましょう。

②風を呼び込める袖壁(ウィンドキャッチャー)や出窓を設置しましょう。

ウィンドキャッチャーの例
                ウィンドキャッチャー・・・風を捕まえるんですね。


③天窓の設置

 屋根の上を通る、風(圧力差)を利用して、排気しましょう。

④温度差を活かした排気窓を設置
 暖かい空気は、上へ上へと登っていきます。
 
 高い位置に 窓を設ければ、熱い空気は自然と出て行きます。
⑤室内の通気経路を確保

            通風シミュレーション 【株式会社 シーピーユー様】


                こういった 通風シミュレーションもあります。
                 
               また、風は 出口がなければ風は流れませんね。
      
               ドア を開けておくのが嫌でも、欄間を 利用して通風を確保。


ガイドラインには、こうした手法 をより有効に活かすための、データーが 盛り込まれています。

どうゆう、屋根の角度であれば、どんな窓がいいか。

網戸をつければ、どれぐらい 風が遮られるか。

といった具合です。

一つ一つは、決して 珍しいことでも、高額な設備が必要なわけでもありません。

光熱費1/2住宅(自立循環型住宅) は 今ある技術で十分に実現可能な 

設計の 「知恵袋」 みたいですね。




光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -自然風の利用-

光熱費1/2 住宅(自立循環型住宅) -自然風の利用-


自立循環型住宅ガイドラインには、13の指標 があります。

今夜から 順を追って、みなさんと一緒に 読み解いていきたいと思います。




光熱費1/2住宅(自立循環型住宅) 01 自然風の利用

夏の夜間 や 春、秋 に 外の空気 を(室内に)取り入れて、室内を涼しく保ちます。

主な効果は、冷房費の削減 を狙ったものです。

自然風を上手に取り込むための、プランの工夫、開口部の配置、 が大切になります。

注意点は、

防犯、騒音面 への配慮を怠ると、安全性、快適性を損なう結果になってしまいます。

また、「風の流れ」は、必ずしも 私たちの思惑通りに 「流れる」とは限りません。


具体的な 手法としては


①卓越風 を考慮した 窓の配置で 上手に 風 を呼び込みましょう。

 すまいの立地 をよく観察し 風の流れを読み解き 上手く誘い込みましょう。

②風を呼び込める袖壁(ウィンドキャッチャー)や出窓を設置しましょう。


ウィンドキャッチャーの例

                ウィンドキャッチャー・・・風を捕まえるんですね。


③天窓の設置

 屋根の上を通る、風(圧力差)を利用して、排気しましょう。


④温度差を活かした排気窓を設置

 暖かい空気は、上へ上へと登っていきます。
 
 高い位置に 窓を設ければ、熱い空気は自然と出て行きます。

⑤室内の通気経路を確保


            通風シミュレーション 【株式会社 シーピーユー様】


                こういった 通風シミュレーションもあります。
                 
               また、風は 出口がなければ風は流れませんね。
      
               ドア を開けておくのが嫌でも、欄間を 利用して通風を確保。


ガイドラインには、こうした手法 をより有効に活かすための、データーが 盛り込まれています。


どうゆう、屋根の角度であれば、どんな窓がいいか。


網戸をつければ、どれぐらい 風が遮られるか。


といった具合です。


一つ一つは、決して 珍しいことでも、高額な設備が必要なわけでもありません。

光熱費1/2住宅(自立循環型住宅) は 今ある技術で十分に実現可能な 

設計の 「知恵袋」 みたいですね。





引き続き 自立循環型住宅

さて、この 自立循環型住宅、 呼びにくい・・・

ので、今後 「光熱費1/2住宅」と呼ばせて頂きます。

先日の 野池 氏 が共著で執筆した 本が これ・・・

本当にすごいエコ住宅をつくる方法
 
表紙に小さく書いてあります。
PASSIVE DESIGN  (パッシブデザイン)


昨日からの流れで

自立循環型住宅≒熱費1/2住宅≒エコ住宅≒パッシブデザイン

こんな構図になりそうです。

では、その パッシブデザイン とは・・・ 実は 一言で言うのは難しい・・・

そこで、日本におけるパッシブデザインの第一人者 小玉祐一郎先生の 著書

「住まいの中の自然」(丸善株式会社) から 引用させて頂きます。

(P3、序文 より 引用)

「住まいの中の自然」でめざしたのは、
自然に開かれた家-内と外のレスポンシブルな関係を築き
太陽や風といった自然のポテンシャルを享受する住宅でした。

レスポンシブル・・・・小玉先生は この単語を 幾度と無く口にされます。

敢えて約するとすれば、「応答、交感」 といえばいいのでしょうか?

自然の営み と 「応答、交感するすまい」

私たちは、高度成長期から(いえ、人類誕生のときからからかもしれませんが)

3.11 まで  自然をコントロール出来るものとして意識していた気がします。

自然を ねじ伏せる そんな意識かもしれません。

パッシブデザイン の パッシブ とは 「受動的」「受け身な」といった意味合いがありますが

自然の営みを受け(享受し)、レスポンシブルな関係(交感する)

そうした 姿勢 。

それが、小玉先生の 「パッシブデザイン」に込められているのではないでしょうか?

これから、光熱費1/2住宅(自立循環型住宅) と パッシブデザイン、の間を 行ったり来たりしながら

皆さんと一緒に、考えてみたいと思います。

(※1)「自立循環型住宅」 は、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の
     商標です。

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