昨日は月に1回の環境設計勉強会の日。
半年単位で1クールとして、開かれている。
同じ設計者であったり、施工者、のプレゼンを見るのは新鮮で、刺激も受ける。
四国、徳島、淡路、で住宅の設計を手がけています。「設計の工夫」で「快適で心地よさ」を創りだすこと、・・ 周辺の 自然環境を心地よさの源とする そんなことを考えています。




HERMAN KAUFMANN WOOD WORKS より
一つは、木材が「古びていき周辺環境になじんできている」という博士のことば。
ヨーロッパでもそういう 感性 はあるんだと知った。
もう一つは、建物の消費エネルギーの計算、およびLCC検証をしている。
いくつかは、パッシブハウス基準を満たしており、また生産から運用、廃棄までのCO2排出量(環境負荷)も
計算されている。
パッシブハウス という規格では、年間暖房負荷を15kWh/㎡にする ということになっている。
省エネ計算が義務付けられることを知らない方が多く、よく相談の お電話、メールを頂く。
日本では、「年間暖房負荷を15kWh/㎡」というような計算ではなく
建物をある一定以上の断熱化しなさい、消費エネルギーを一定以下にしなさい というものになっている。
このことについては、又 触れてみたいと思う。
昨日の投稿で書いた、CLT ですが
(日本CLT協会より引用 http://clta.jp/clt/)
日本でも、ここ数年でシェアを伸ばしてきた。
防火・避難・(燃えますから)・構造 様々な要件が揃ってきて 工場も増えた。
(BIGLIFE21より引用 http://www.biglife21.com/society/8331/)
こんなものも建てられるようになった。
木材はその中に、「炭素を貯蓄する」ために、焼却処分するまでは
空気中の炭素を減らすことができ、脱炭素化の意味での評価があり
(炭素固定)
特に、CLTは、写真のような中大規模のようなものも、比較的短い期間で建てられる。
更に、構造的にも「ばらつき」が少なく、大空間を作り出すことにも適している。
参考
http://www.gettingthingsdone.or.at/featured-stories/magazine-1
合理性 から来る美。調和。
かつ 自然(周辺)との関係性が考えられ 地域産業にも結びついている。
だが、このような「建築」が建てられ始めた当初には
戸惑い、否定も多かったそうである。勾配のない屋根は造れない!という声も。
伝統というのはいつしか乗り越えられていくものなのかもしれない。
世界のサスティナブル建築に触れると、
日本の省エネ が非常に残念なものになっていることを
再認識する。
(省エネ建築 に欠けているものをみることになる)
どこか モダニズムを感じさせる システマティックな要素・架構への指向
も 好みだ。
日本の林業の中で職人不足が叫ばれている。
捨てておくと 絶滅危惧だから。
一方、CLTはじめ 木構造 は今後 潮流になっていくので、心配ないだろう。
伝統を VS CLT で語ることは避け、(接着剤が臭いとか 矮小された話は 避けたい。)
氏の、設計も 正確に組み立てる大工技能を前提としている。
もちろん今かろうじて残っている古来よりの大工技能は残ってほしい。
世界に誇れるものだ。
ただ 木を使う=伝統 に固執し進むことをやめてしまうこともまた残念なことである。
適材適所。BIGセミナー毎度 考えさせられる。
カウフマンに「日本のPHの取り組みと、気候風土をどういったふうに受け止めているか?」問うてみたい。
耐震改修+断熱改修を行った住まい手の、居間(暖房室)と廊下(非暖房室)の温湿度を
測定させていただいていた。
測定器は「おんどとり」というベーシックなデーターロガー。(上写真)
グラフの「赤」が居間。「青」が階段。
徳島と言っても、県中央部の積雪が50~100cmもあるような場所。
今回は、開口部付近で計測せざるを得なかったため、日射の影響、窓からの冷気の影響
大きいと思われるから、このグラフだけですべてを判断はできないが
居間では、概ね 10℃以上を変位しているが、稀に寒い日には10℃を下まわる早朝がある。
エアコンによる室温は18℃程度で暮らしてるようだ。
※大抵の場合、晴れた日の早朝が放射冷却現象の影響で最も寒い時間帯になる。
対して、階段では 度々10℃を下回っている。
気を付けないといけないのは、深夜・早朝に 暖かい寝室から廊下・トイレなどに移動牛た時で
この温度差が体に大きな負担となる。
改修前は、一晩中暖房をつけていたが 今は 灯油ファンヒーターも全く使わず
エアコンも、切っているいるそうだから、体感温度としてはもう少し高いところを推移しているのかもしれない。
自立循環型住宅への設計ガイドライン(改修版)を受講してきました。
改修のイメージですが 下図のようなケースを「部分断熱改修」と呼びます。
赤く囲われた部分が、断熱改修された部分。
でもこれは、ちょっと問題があります。
暖かいリビングから、トイレやお風呂といった部分が隔離されて寒そうです。
ヒートショックの元になりますので、断熱エリアも温度のバリアフリーが必要です。
改修の場合の注意点は、
一部位(南の窓だけ とか)だけ、断熱性をアップすると、弱いところに結露が生じることがります。
また昔の構法で建てられた家では、壁の中に湿気が侵入して、結露していることがありますが
気密を良くしてしまうと、更に結露水が壁の中にたまってしまうことがあります。
こんな諸々、まだまだありますが断熱リフォームの知識は 住宅医講座での知識と合わせて
役立てていきたいものです。