2013年10月23日水曜日

またも 蓄熱

またも蓄熱と室温のお話です





こんな、部屋があるとします。

大きさは 8帖程度。

軒の出も何にもありません。

この部屋は、和室ですが 最近では滅多に 土壁を 採用することはありません。

理由はいろいろありますが、ここでは 其の理由よりも お話したいことがあります。


では・・・上のグラフを見てください。

水色は、4方とも外部として EPS100t 

(まあ十分な断熱がなされていると思っていただければ結構です)


黒色は、徳島市の外気温 1月ごろです。

青色は、昔ながらの 土壁の家

赤色は、ちょっと 厚みの少ない 土壁の家

黄色は、ボードの上に塗った 3cmぐらいの土壁の家

繰り返しますが、断熱性はどの家も同じですよ。

わかりやすいので、水色と青色を 比べてください。

グラフの 描き方が全く違うでしょう?



水色の、ラインは 最高室温が35度近くまで上がることもあります(1月なのに)

でも、最低気温は 室内で 7度 ぐらいまで下がります。

その時の 外気温との差 は たったの 4度。

断熱材はどれも同じなんです。

室内にいて、それも南向きの部屋ですよ。

もし一日のうちに、 室温が 35度 から 8度 そしてまた 30度

なんて ジェットコースターみたいな状態で、健康でいられますか?

ボクは自信ないなあ。

35度なんて、冷房でも凌げないかもしれない暑さです。

でも、夜半には 10度 フリース何枚着込みますか?


季節の移ろいを感じるすまい なんて キャッチフレーズ よくありますが

これじゃあ、とてもじゃないけど 一日24時間で 真夏と真冬 を行ったり来たり。


家は、南に向いていればいいってものじゃないです。

窓がアレばいいってものでもないです。

私たちの満足感は、一体 どんな住まいで 満たされるでしょうか?

地震で 命を失わないこと。

健康を 害さないこと。

30年で、壊れないこと。

せめて こうゆう 基本的なことを 満たしてから

やっと、気持ちの上で満足感が得られるんじゃないでしょうか?

雑誌に載ってる、「建築家」の先生が 有名だから?

雑誌に載ってるということと、こうゆう基本的なことを

きちんと、把握できているかは 何の関係もありません。

今度、建築家の先生に お聞きになってみてください。

「自立循環型住宅設計のためのガイドライン」講習を

受講されてますか? と。

まずは、そこからがスタートです。

さて、こんな 8帖の家ですが あるプロジェクト のための
地道な検討課題なのです。

はたして、どうすれば 一年を通じて 快適な生活を営める住まいを創れるか?

そもそも、快適な生活って どんな要素で決まるのでしょう?

次回からは、そんなことを お話したいと思います。